スリーブ入りカタンカードのケースを3Dプリントで製作

はじめに

先日、カタンのスリーブを購入しました。


頻繁にやりとりが発生する資源カードの汚れを防ぐのと、万が一汚れた時に拭きやすくするためです。
しかし、カードにスリーブを装着し終えた時、想定外の問題が・・・

スリーブ入りカードがカタン付属ケースに入らない

付属のケースに入らなくなるんですね。
そういえば、コワーキングスペース201で行われている千葉カタン会でも、
スリーブ入りのパッケージが1セットあって、ケースから溢れていたのを思い出しました。
そんなわけで、先日受講したMakersLoveFusion360講習の復習も兼ねて
3Dプリンタで作ってみることにしました。

求める機能

  • スリーブ入りのカタンカードの束が収まる。
  • 標準のパッケージに余裕をもって収納できる。
  • 収納時にカードが散乱しない。
  • カードの出し入れを付属ケース以上にやりやすくする。
  • 3Dプリント時間はなるべく短くなるようにする。

モデリング

まずケース作りの中心となる、入れる物(今回はスリーブ入りカタンカードの束)をモデリングします。

Fusion360 スリーブ入りカタンカードの束

このボディをプロジェクト(モデルから平面図形へ投影)した後、
少し余裕ができるようにスケッチを描いていきます。
中心線を引き、左側だけ描き、ミラーリングしています。
対称、直角、平行の拘束を入れ、後で寸法を変更しやすくしています。

Fusion360 スケッチ-カードケースの壁

これを押し出してケースの壁を作成します。
その後、底とカードを撮りやすくするための開口や面取りを行って完成です。

Fusion360 モデリング-カタンカードケース

入れる物が長方形なので
まずはざっくりとした形を作成し、後はアセンブリや干渉チェックを使い
クリアランスをとってモデリング後に起きうる問題を潰していきます。
MakersLoveさんの講習受けていなかったらもの凄い徒労が発生したと思います。

3Dプリント~使用

モデリングしたデータをスライスします。
薄い壁を作成する際は、フィルでノズルの動きがジグザグにならないように中途半端な薄さにはしないようにします。
ノズル直径が0.4mmの場合、1.6までなら下図のように直線となり、1.8~2.0から真ん中の線がジグザグになります。
狭い範囲でジグザグするとそれだけで振動が発生するのと塗布量のバラつきが発生し、造形が不安定&汚くなります。

スライス-ヘッドの動きの確認

3Dプリンタ出力直後

BS01-カタンカードケース

糸引きやバリが目立ちますね・・・しばらくメンテしていなかったからご機嫌斜めだったのかもしれません。
実際の使用については下記動画にまとめました。

カタンはDIYが盛んなため、こういったものは既に溢れていると思いますが
Fusion360の講習復習も兼ねて自分で作ってみることに意義を感じたので作ってみました。

もし需要がありそうでしたら以前のラミィキューブスタンドのように
オーダーメイド要素を入れる形でまたゲムマにでも出店してみようかな。

 

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