Logicool G700Sのスイッチ交換

Logicool G700Sの自力修理のお話です。

結論から言うと、完璧に成功しました!
チャタリングによって期限が悪く荒ぶっていたのを、スイッチ交換によって解消しました。
他の生きているボタンを殺すこともなかったです。

G700Sスイッチ交換中

G700Sスイッチ交換中

■交換したスイッチ■
左:元のスイッチ 右:交換後のスイッチ
オムロン(OMRON) D2F-01F
←がG700S付属の中国産スイッチ、→が今回購入して取り付けたスイッチ
新品だからかもしれませんが、クリック感が確かなものとなっています。

■参考にさせていただいたサイト様■
スイッチ交換修理!ロジクールマウスG700のチャタリング対策
Logicool G700スイッチ交換 | Chocolate Device

細かい手順や画像については、上記サイト様にあげられているので
この記事では、G700Sのスイッチ交換の最大の難所と言われている
14ピンのはんだ除去と再はんだ付けに焦点を絞り
自分が使った道具と、工夫した点のみ書きたいと思います。

■用いた道具■
はんだごて:白光(HAKKO) FX600
はんだごて台:白光(HAKKO) こて台 633-01

はんだごては温度調整可能なものとなっています。
温度調節機能がないはんだごてだと、おそらく全機能(スイッチ)を生かしたまま交換を成功させるのは相当に難しいと思います。

■工夫した点■
①はんだこて温度
LogicoolはRoHS遵守なので、鉛フリーはんだが使われているはずです。
鉛フリーはんだは融点が数十度高くなってしまいますが
基板へのダメージを考えるとむやみに温度を上げることはできません。
私ははんだ吸い取り時は370度、はんだ付け時は320度に設定して行いました。
少々基板が焦げてしまったので、はんだ吸い取り時の温度をもっと下げとけば良かったと思います。

② はんだ吸い取り線の形状
ピン同士の間隔が狭く、基板上に導線メッキがほどこされており、鉛フリーはんだのため温度的な余裕がありません。
少しでも作業の精密性をあげるため、はんだ吸い取り線の熱を逃がさないために画像のような形状にあらかじめカットしました。

はんだ吸い取り線カット

はんだ吸い取り線カット

③工夫3 収納ケース
細かい部品の取り外しを行うため、あらかじめケースを用意しておきました。
ホイールを支える直径0.5mmほどのスプリングはほんと存在感がなく
無くしやすそうなので、最新の注意を払って取り外しと取付を行いました。

■総評■
以上です。
新しく買っても良かったのですが、自分が「これだっ」と思えるマウスが
現状なかったのでスイッチ交換に挑戦してみました。
先駆者の記録があったおかげで、成功することができました。感謝です。
基板が若干焦げてしまったので、寿命は怪しいですが、G700Sのコンセプトを引き継いだ次のマウスが出るまで
もってくればなあと思います。
ゲーミングマウスだけど
3DプリントのためのCADや動画編集などの開発ばかり
全然ゲームに使ってないや^^;

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