国産3Dプリンター BS01+ 組立→調整→出力→動画公開

MAKERS―21世紀の産業革命が始まる
を読んでいたのもあり、かねてから3Dプリントをしてみたいという願望がありまして
さらに2016年春のゲームマーケットの出展募集に当選し
3Dプリントした造形物を用いたボードゲームを出すことにもなったので
思い切って
BonsaiLab BS01+ ABS/PLAモデル(シングル) 組み立てキット
を購入しました!

BS01+を購入した理由

・BonsaiLab×Sラボという企業名が好き
・国産
・日本語コミュニティが活発
・9万円を切る価格
・省スペース
・正方形でかわいい
・結構精度でるらしいという評価
・組み立て&カスタマイズをしてみたかった

苦労した点

順調に組み上げ、出力をしているブログ記事を何件か見て
「自分も楽勝かな」と思っていましたが、甘かった・・・
当ブログでは、管理人が苦労した点や工夫した点だけを説明書のページも併記して記載してみます。

戦いが始まる・・・

組み立て作業準備

組み立て作業準備

0. 用いたマニュアル

BS01 マニュアル一覧 Ver2.0.1(新版:2015年8月9日更新)

1. マイコンボードのスペーサー削り

●02.BS01+筐体組立編 _Ver.2.0.1.pdf – 02.2 マイコンボードの組み付け
切り込み加減の調節が難しかったです。
浅いとまだ部品と干渉したままとなってしまい
かといって少しでも深くしすぎるとスペーサーがネジからスカスカに抜けるようになってしまいそうだったからです。
一応予備のスペーサーは付属してはいたのですが、緊張しました。
(今思うと、ニッパー一発ではなく、ある程度切ってからやすりで削っていくと時間かかるけど確実だったかも。)
また、力をかけた時の押さえとしてマイコンボードと筐体の間にスペーサーを挟むのですが
「ただ挟むだけだと今後のプリントでの振動とかで外れてしまうのでは?」
と考え、写真のように針金を通して動かないようにしました。

マイコンのスペーサーを針金止め

マイコンのスペーサーを針金止め

2. ポリイミドテープ貼り

●03.BS01+テーブル組み立て ABSモデル編_Ver2.0.2.pdf – 03.4 ポリイミドテープの貼り付け
BS01+組立で一番苦行だったところ。
ポリイミドテープの保護フィルムをはがすのに苦戦しました。
なかなかはがれてくれなかった(汗
また、テーブルに貼る際も自分なりに丁寧にやったつもりでしたが
気泡がかなり入り込み、折り目もついてしまいました・・・

気泡が結構入ったポリイミドテープ

気泡が結構入ったポリイミドテープ

一応こんなテーブルでも、最後の動画にあるようにプリントはできます。

スマホの保護シートを貼るのが苦手な人は
buildtekを買っておいて最初からこれを貼り付けた方がいいかも。
(この難易度は、buildtecに誘導するのが目的か!?)

3. XYガントリーの軸回転の違和感?

●06.BS01+XYガントリー組み立て編_Ver2.0.1.pdf
作業途中に手で軸を回してみると、結構重かったのです。
スルスル動くのではなく、少し力をかけてようやく回るような。
(まだモーターにまだベルトを通して居ない状態です)
「軸の中心がズレていたり、ネジ締めすぎとかで回転がスムーズにいっていないのでは」
と思い何度も見直したのですが、あまりスルスルといかなかったのでそのまま組み上げてしまいました。
結局出力できたので、問題ではなかったのかも。
スライダーの抵抗が思った以上にあるのかも?

4. XYガントリーのテンションバネ装着

●06.BS01+XYガントリー組み立て編_Ver2.0.1.pdf – 06.7 ベルトとスライダーの固定
バネがなかなかに硬いのとベルト回りが組みあがっているため
なかなか取り回しがうまくとれず
手をプルプルさせて作業をしました。
ラジオペンチ必須でした。

5. 新アーム!?

●09.BS01+フィーダー組立編_Ver2.0.2.pdf – 09 フィーダー組み⽴立立て編
フィーダー組立を見ていくと見当たらないパーツ(半透明黄色のアクリル)が出てきて一瞬パニクりました。

新アーム!?

新アーム!?

小分け袋のラベルに「新アーム部品」と書いてあったので
検索してみるとidboxの部品で、BS01+のアーム部品と互換性があるという記載がありました。
どうやら、説明書に書いてあったパーツは組み立てた部品=idboxの射出形成の1つの部品
ということみたいです。
(組み立て説明はディアゴスティーニ49号に掲載とのこと^^;)
なぜidboxの部品が入っているのかは分かりませんが、せっかくの上位互換なので
説明書を脳内補完して組み立て進めていくことにしました。
※M4ナットが足りなくなったので、自前のから補充しました。

6. PC-BS01間の接続

マニュアルの通り「COMポート」をAutoにしていたのですが、それでは接続ができず
Facebookのコミュニティで検索をかけて同様の症状が見つかったので対応しました。
COM3で接続できるようになりました。

組立完成と3Dプリント

あまり順調とはいかない組み立てで、途中かなり散らかったりしていましたが

散らかる作業場

散らかる作業場

なんとか完成し、人生初の3Dプリントを行いました!
その模様を動画撮影し、youtubeに公開しました。

日本産3DプリンタBS01+にてLEGOブロックを初プリント!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました(*^o^*)
ゲームマーケットにて作品を出展する予定なので、もし現地で会いましたらよろしくお願いします。

組立調整で参考にしたサイト様

日本製超小型3DプリンタBS01グループ
3Dプリンターまとめ : BS01+ 到着
BS01のテストに於いて気になった点その1 : ichibey日々の記録
1層目を制したものが3Dプリンターを制する。 | Genkei Forum

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